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セアカゴケグモ解説 のバックアップ差分(No.1) :: 昆虫情報処理研究会

xpwiki:セアカゴケグモ解説 のバックアップ差分(No.1)

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1: 2006-01-14 (土) 11:37:21 ソース[5]
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 +* セアカゴケグモの解説 [#b4914644]
 +これまでわかっている情報をできる限り紹介します。
 +
 +セアカゴケグモの学名は、Latrodectus hasseltii Thorell, 1870 とされます。
 +
 +東アジアからオーストラリア,南太平洋諸国まで広く分布します、アカオビゴケグモの記録も含まれるので、正確な分布域はまだ確定していません。オーストラリア、ニュージーランド、パプアニューギニア、南太平洋諸国(ブルネイ、パラオ、ミクロネシア、ソロモン、ナウル、マーシャル、キリバス、バヌアツ、ツバル、フィジー、西サモア、トンガ)から記録があります。インドにはセアカゴケグモが分布するとされていますが、アカオビゴケグモとの関係が不明です。温暖で乾燥した環境を好むようですが、ニュージーランドでは積雪のある地方にも生息しています(夏原,1996)。
 +
 +この属の他の種類と同様に、雄、雌ともに、腹面に四角形、または砂時計型の赤い模様があります。成熟雌は、体長7〜10mm、全身ほとんど黒色で、球形の腹部の背面中央に赤色の帯がよく目立ちます。未成熟な雌は、黒色または濃褐色、腹部背面の赤色の帯に白いふちどりがあったり、八の字形の白いすじが数本見られるものが多いです(Cambridge, 1902)。雄は4〜5mm、黒色または濃褐色で、未成熟雌と同様の模様がありますが、腹部はより細いです。幼生は小さく、褐色で、未成熟雌と似た模様の個体が多く見られます。
 +
 +卵嚢はほぼ球形で、直径約6〜10mm。乳白色で、50〜200個の卵を含ます。1匹の雌の巣に含まれていた卵嚢は最大6個で、1卵嚢の卵は88個と177個という観察があります(西川・冨永,1996)。
 +
 +セアカグモという和名もあります(八木沼,1960)。
 +
 +[[セアカゴケグモ生態]]
 +
 +[[ハイイロゴケグモ解説]]
 +
 +[[クロゴケグモ解説]]
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 +[[ツヤクロゴケグモ解説]]
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 +[[アカオビゴケグモ解説]]
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 +[[ゴケグモ類を見つけたら]]
 +
 +[[ゴケグモ類に咬まれたら]]
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