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ゴケグモ類とは の変更点 :: 昆虫情報処理研究会

xpwiki:ゴケグモ類とは の変更点

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6: 2006-01-30 (月) 14:21:56 ソース[4] 現: 2015-07-24 (金) 05:36:26 kana[5] ソース[6]
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ゴケグモ属はヒメグモ科(Theridiidae)に属し、世界の熱帯から亜熱帯を中心に暖帯の地域に広く生息しています。世界からこれまで約20種類(未記載種又は不明種を含む)が記録されており、全種が有毒です。ゴケグモ属は、側眼がその直径より広く離れ、上顎に歯はなく、雌の内部生殖器に二つのアレイ形の受精嚢があり、雄の触肢には渦巻状の栓子があり、間突起が大きい、という特徴で他の属と区別されます(Levi(1962))。 ゴケグモ属はヒメグモ科(Theridiidae)に属し、世界の熱帯から亜熱帯を中心に暖帯の地域に広く生息しています。世界からこれまで約20種類(未記載種又は不明種を含む)が記録されており、全種が有毒です。ゴケグモ属は、側眼がその直径より広く離れ、上顎に歯はなく、雌の内部生殖器に二つのアレイ形の受精嚢があり、雄の触肢には渦巻状の栓子があり、間突起が大きい、という特徴で他の属と区別されます(Levi(1962))。
-雌成体の体長は7〜16mm(歩脚は除く)で,ほとんど巣にいますが、まれに巣を離れます。雄は小さくて脚が長く、雌を求めて放浪します。雄は交尾後に雌に食べられることが多いので、「Widow」と呼ばれています。この現象は肉食性の無脊椎動物ではよく見られ、クモにおいても珍しいことではありません。他のクモと比較してこの属のクモではその頻度が高いようです。+雌成体の体長は7〜16mm(歩脚は除く)で,ほとんど巣にいますが、まれに巣を離れます。雄は小さくて脚が長く、雌を求めて放浪します。雌が交尾後に雄はを食うという習性が注目されていますが、この現象は肉食性の無脊椎動物ではよく見られ、クモにおいても珍しいことではありません。
巣は不規則な網で、糸はきわめて強いです。地上を這う獲物はこの糸にかかって、糸の下方が切れるとつり上げられ、糸を何回もかけられたり、もがいているうちに糸でぐるぐる巻きにされて、毒液を注入されます。巣にはたくさんの獲物、食べかすや落葉等のゴミを糸で付着させてあります。驚かされると、落ちて足を縮めて、死にまね(擬死)をします。攻撃性はなく、牙も短いので、素手で巣にふれたり、つかまえないかぎり、軍手等の手袋をはめていれば、咬まれることはありません。 巣は不規則な網で、糸はきわめて強いです。地上を這う獲物はこの糸にかかって、糸の下方が切れるとつり上げられ、糸を何回もかけられたり、もがいているうちに糸でぐるぐる巻きにされて、毒液を注入されます。巣にはたくさんの獲物、食べかすや落葉等のゴミを糸で付着させてあります。驚かされると、落ちて足を縮めて、死にまね(擬死)をします。攻撃性はなく、牙も短いので、素手で巣にふれたり、つかまえないかぎり、軍手等の手袋をはめていれば、咬まれることはありません。
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