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ゴケグモ類のメーリングリストが始まる!
セアカゴケグモやハイイロゴケグモが分布を拡大しています。最近でも東京都でセアカゴケグモが見つかりました。関東地方でも普通種となるかもしれません。

ゴケグモ類の分布拡大により、関係機関への問い合わせが増えることと思います。そんな時にこのメーリングリストに入っておけば、最新の情報が得られます。年度途中の参加は無料ですから、ぜひご参加ください。

参加を希望される方は、
gokegumo@gmail.com
へ登録するメールアドレスから「ML参加希望」というタイトルのメールをください。


2: 2016-03-19 (土) 12:04:57 ソース 3: 2016-03-19 (土) 21:52:01 ソース
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1.本種はニュージランドに分布します.~ 1.本種はニュージランドに分布します.~
2.現地では"Katipo"と呼ばれています.これは,「夜に刺す動物」を意味するマオリ語に由来します.~ 2.現地では"Katipo"と呼ばれています.これは,「夜に刺す動物」を意味するマオリ語に由来します.~
-3.1871にPowellによって記載されました.その後,Levi(1959)によってクロゴケグモ('''mactans''')と同種とされましたが,現在では独立種として扱う学者が多いようです.隣接したオーストラリア大陸産のセアカゴケグモ('''lasselti''')との関連が注目されます.~+3.1871年にPowellによって記載されました.その後,Levi(1959)によってクロゴケグモ('''mactans''')と同種とされましたが,現在では独立種として扱う学者が多いようです.隣接したオーストラリア大陸産のセアカゴケグモ('''lasselti''')との関連が注目されます.~
4.メスの腹部背面には菱形を連ねたような赤斑があり,セアカゴケグモに近似しています.一方,赤斑が白線で縁取られ,両側に斜めに走る白線がある点は,セアカゴケグモの亜成体を連想させます.分布域や生殖器の構造がセアカゴケグモやクロゴケグモと同じタイプであることを考慮すると,セアカゴケグモに近縁な独立種と考えるのが妥当と思われます.~ 4.メスの腹部背面には菱形を連ねたような赤斑があり,セアカゴケグモに近似しています.一方,赤斑が白線で縁取られ,両側に斜めに走る白線がある点は,セアカゴケグモの亜成体を連想させます.分布域や生殖器の構造がセアカゴケグモやクロゴケグモと同じタイプであることを考慮すると,セアカゴケグモに近縁な独立種と考えるのが妥当と思われます.~
-5.1890年にUrquhartは,ニュージランド北島に分布する個体群をセアカゴケグモの変種'''L. hasselti''' var. '''atritus'''として記載しました.これはForster(1995)によって独立種として扱われたことがありますが,ここではPlatnickのカタログに従って,'''katipo'''の異名としておきます.'''atritus'''を独立種と扱った場合には,こちらを"Black Katipo"'''katipo'''の方を"Red Katipo"と呼んで区別していました.~+5.1890年にUrquhartは,ニュージランド北島に分布する個体群を本種の亜種'''L. hasselti atritus'''として記載しました.これはForster(1995)によって独立種として扱われたことがありますが,ここではPlatnickのカタログに従って,'''katipo'''の異名としておきます.
 +6.[[英語版wikipedia>https://en.wikipedia.org/wiki/Katipo]]では本種を3タイプに分けて,分布図を掲載しています.~ 
 +(1)Black katipo : 北島北部.~ 
 +(2)Black and red katipo : 北島中部.~ 
 +(3)Red katipo : 北島南部および南島北中部.~ 
 + '''L. atritus'''の模式産地はMahia半島沖のPortland島ですので,"Black and red katipo"に該当するものと思われます.なお,本センターの「世界のゴケグモ類」の頁では,以前,'''katipo'''の慣用名を"Red Katipo",'''atritus'''を"Black Katpo"としておりました(〜1914年12月23日).これは,大阪府の出版物に依ったものです.~
(清水裕行) (清水裕行)


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毒グモ騒動の真実 好評販売中!
目次
第1章 セアカゴケグモの発見と波紋
第2章 ゴケグモとはどのようなクモか
第3章 1996年以降の分布拡大
第4章 社会現象のとしての「毒グモ騒動」
第5章 外来生物としてのゴケグモとのつきあい方
第6章 クモと日本人

セアカゴケグモについては、死亡例もある毒グモということで、発見時点ではセンセーショナルな取り上げ方をされた。一方、分布の拡大が続いているにもかかわらずあまり報道されない現状もある。本書を読めば、具体的にどの程度の危険があるのか等の点も含め詳しい情報を得ることができる。また、巻頭には日本に侵入したゴケグモ類のカラー写真とそれを用いた検索があり、身近で見つけたクモがゴケグモ類であるか否か、ゴケグモであればどの種であるかを見分けることができる。...ゴケグモが見つかっているが、本書によって同定と落ち着いた対処(かまれないように注意する必要があるが、あまり神経質になるほどではない)を取ることができた。この巻頭の部分だけでも学校や公的な図書館に備える価値があると思われる。(教育関係MLより抜粋)


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