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ゴケグモ類のメーリングリストが始まる!
セアカゴケグモやハイイロゴケグモが分布を拡大しています。最近でも東京都でセアカゴケグモが見つかりました。関東地方でも普通種となるかもしれません。

ゴケグモ類の分布拡大により、関係機関への問い合わせが増えることと思います。そんな時にこのメーリングリストに入っておけば、最新の情報が得られます。年度途中の参加は無料ですから、ぜひご参加ください。

参加を希望される方は、
gokegumo@gmail.com
へ登録するメールアドレスから「ML参加希望」というタイトルのメールをください。


1: 2016-04-05 (火) 22:14:49 ソース 現: 2016-05-05 (木) 00:03:10 kana ソース
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 他種の異名になるなどの理由で,現在は使われていないゴケウグモ属の諸種名を列挙します.~  他種の異名になるなどの理由で,現在は使われていないゴケウグモ属の諸種名を列挙します.~
 「使われていない」,「無効とされている」というのはあくまで学界の大勢を意味するのものであって,旧説を指示する研究者もありうることに御留意ください.  「使われていない」,「無効とされている」というのはあくまで学界の大勢を意味するのものであって,旧説を指示する研究者もありうることに御留意ください.
-|>|~無効となっ学名|~無効とされた理由|~無効にした研究者(文献)|~備考| +|>|~無効となった学名|~無効とされた理由|~無効にした研究者(文献)|~備考| 
-|~1|'''Latrodectus atritus''' Urquhart, 1890|'''katipo'''と同種|Vink et al. (2008), p.599|模式産地はニュージランド北島+|~1|'''agoyangyang''' Plantilla & Mabalay, 1935|'''mactans'''と同種|[[Levi (1959, p.27)>Levi,H. W.(1959)]]|模式産地はフィリピン| 
-|~2|'''Latrodectus hahli''' Dahl, 1902|'''mactans'''と同種|[[Levi (1959)>Levi,H. W.(1959)]], p.27|模式産地はビスマルク諸島およびフィリピン+|~2|'''albomaculatus''' Franganillo, 1930|'''mactans'''と同種|Bonnet (1957)? ; [[Levi (1959, p.27)>Levi,H. W.(1959)]]|模式産地はキューバ| 
-|~3|'''Latrodectus indicus''' Simon, 1897|'''hasselti'''と同種|[[Levi (1959)>Levi,H. W.(1959)]], p.27|模式産地はオマーン?| +|~3|'''ancorifer''' Dahl, 1902|'''mactans'''と同種|[[Levi (1959, p.27)>Levi,H. W.(1959)]]|'''hasselti'''の亜種として記載.模式産地はニューギニア| 
-|~4|'''Latrodectus limacidus''' Cantor, 1842|学名の有効性自体に疑問|Roewer (1955), p.1537|模式産地は舟山群島| +|~|~|'''hasselti h.'''と同亜種|Platnick?|~| 
-|~5|'''Latrodectus luzonicus''' Dahl, 1902|'''mactans'''と同種|[[Levi (1959)>Levi,H. W.(1959)]], p.27|模式産地はフィリピン|+|~4|'''aruensis''' Strand, 1911|'''mactans'''と同種|[[Levi (1959, p.27)>Levi,H. W.(1959)]]|模式産地はアルー諸(インドネシア)島| 
 +|~|~|'''hasselti'''と同種|Platnick?|~| 
 +|~5|'''atritus''' Urquhart, 1890|'''katipo'''と同亜種|Vink et al. (2008, p.599)|'''katipo'''の変種として記載.模式産地はニュージランド
 +|~6|'''carolinum''' Butler, 1877|'''mactans'''と同種|Bonnet (1957, p.2374)?|'''Theridium c.'''として記載.模式産地はガラパゴス諸島フロレアナ島| 
 +|~|~|'''curacaviensis'''と同種|[[Levi (1959, p.39)>Levi,H. W.(1959)]]|~| 
 +|~7|'''carteri''' Badcock, 1932|'''curacaviensis'''と同種|[[Levi (1959, p.39)>Levi,H. W.(1959)]]|模式産地はパラグアイ| 
 +|~|~|'''antheratus'''と同種|Abalos (1980)|~| 
 +|~8|'''cretaceus''' Badcock, 1932|'''curacaviensis'''と同種|[[Levi (1959, p.39)>Levi,H. W.(1959)]]|模式産地はパラグアイ| 
 +|~|~|'''antheratus'''と同種|Abalos (1980)|~| 
 +|~9|'''dotatus''' C. L. Koch, 1841|'''mactans'''と同種|Bonnet (1954, pp.2366,2373)?|模式産地はUSAペンシルベニア州| 
 +|~|~|学名の有効性に疑問.'''curacaviensis'''と同種?|[[Levi (1959, p.26)>Levi,H. W.(1959)]]|~| 
 +|~10|'''distincta''' Badcock, 1932|'''curacaviensis'''と同種|[[Levi (1959, p.39)>Levi,H. W.(1959)]]|'''Chacoca d.'''として記載(注1).模式産地はパラグアイ| 
 +|~|~|'''geometricus'''と同種|Abalos (1980)|~| 
 +|~11|'''flavodorsata''' Badcock, 1932|'''curacaviensis'''と同種|[[Levi (1959, p.39)>Levi,H. W.(1959)]]|'''Chacoca f.'''として記載(注1).模式産地はパラグアイ| 
 +|~|~|'''antheratus'''と同種|Abalos (1980)|~| 
 +|~12|'''foliatus''' Mello-Leitão, 1940|'''curacaviensis'''と同種|[[Levi (1959, p.39)>Levi,H. W.(1959)]]|模式産地はアルゼンチン| 
 +|~13|'''hahli''' Dahl, 1902|'''mactans'''と同種|[[Levi (1959, p.27)>Levi,H. W.(1959)]]|模式産地はビスマルク諸島およびフィリピン| 
 +|~14|'''icertus''' Lawrence, 1927|'''mactans'''と同種|[[Levi (1959, p.27)>Levi,H. W.(1959)]]|模式産地はナムビア
 +|~|~|'''renivulvatus'''と同種|Lotz (1994, p.46)|~| 
 +|~15|'''immaculatus''' Caporiacco, 1933|'''pallidus'''と同亜種.学名の有効性に疑問|Bonnet (1954, pp.2366,2377)? ; [[Levi (1959, p.38)>Levi,H. W.(1959)]]|'''pallidus'''の変種として記載.模式産地はリビア| 
 +|~16|'''indicus''' Simon, 1897|'''hasselti'''と同種|[[Levi (1959, p.27)>Levi,H. W.(1959)]]|模式産地はオマーン?| 
 +|~17|'''limacidus''' Cantor, 1842|学名の有効性に疑問|Roewer (1955, p.1537)|模式産地は舟山群島| 
 +|~18|'''luzonicus''' Dahl, 1902|'''mactans'''と同種|[[Levi (1959, p.27)>Levi,H. W.(1959)]]|模式産地はフィリピン| 
 +|~19|'''melanozantha''' Urquhart, 1887|'''mactans'''と同種|[[Levi (1959, p.27)>Levi,H. W.(1959)]]|'''Theridium m.'''として記載.模式産地はニュージランド| 
 +|~|~|'''katipo'''と同種|Vink et al. (2008, p.599)|~| 
 +|~20|'''mexicanus''' González, 1954|'''mactans m.'''と同亜種|[[Levi (1959, p.28)>Levi,H. W.(1959)]]|'''mactans'''の亜種として記載.模式産地はメキシコ| 
 +|~21|'''modestus''' Caporiacco, 1949|'''geometricus g.'''と同亜種|[[Levi (1959, p.22)>Levi,H. W.(1959)]]|'''geometricus'''の亜種として記載.模式産地はケニア| 
 +|~22|'''obscuratus''' Caporiacco, 1949|'''geometricus g.'''と同亜種|[[Levi (1959, p.22)>Levi,H. W.(1959)]]|'''geometricus'''の亜種として記載.模式産地はケニア| 
 +|~23|'''pavlovskii''' Charitonov, 1954|'''pallidus p.'''と同亜種|[[Levi (1959, p.38)>Levi,H. W.(1959)]]|'''pallidus'''の亜種として記載.模式産地はトルクメニスタン| 
 +|~24|'''sagittifer''' Dahl, 1902|'''mactans'''と同種|[[Levi (1959, p.27)>Levi,H. W.(1959)]]|模式産地はブラジル| 
 +|~25|'''schuchii''' C. L. Koch, 1836|'''mactans'''と同種|[[Levi (1959, p.27)>Levi,H. W.(1959)]]|'''Meta s.'''として記載.模式産地はギリシャ| 
 +|~26|'''stuhlmanni''' Dahl, 1902|'''mactans'''と同種|[[Levi (1959, p.27)>Levi,H. W.(1959)]]|模式産地は東アフリカ?| 
 +|~|~|'''cinctus'''と同種|Lotz (1994, p.28)|~| 
 +|~27|'''subalbicans''' Caporiacco, 1949|'''geometricus g.'''と同亜種|[[Levi (1959, p.21)>Levi,H. W.(1959)]]|'''geometricus'''の亜種として記載.模式産地はケニア| 
 +|~28|'''tadzhicus''' Marusik & Tarabaev, 1995|'''dahli'''と同種|Knoflach & van Harten (2002, p.333)|模式産地は中央アジア| 
 +|~29|'''texanus''' Chamberlin & Ivie, 1935|'''mactans m.'''と同亜種|[[Levi (1959, p.28)>Levi,H. W.(1959)]]|'''mactans'''の亜種として記載.模式産地はUSAテキサス州| 
 +|~|~|'''hesperus'''と同種|Kaston (1970, p.39)|~| 
 +|~30|'''tropica''' Hasselt, 1860|'''curacaviensis'''と同種|[[Levi (1959, p.39)>Levi,H. W.(1959)]]|'''malmignatus'''の変種として記載.模式産地は小アンティル諸島クラサオ島| 
 +|~|~|'''mactans'''と同種|Platnick?|~| 
 +|~31|'''zebrinia''' Urquhart, 1890|'''mactans'''と同種|[[Levi (1959, p.27)>Levi,H. W.(1959)]]|'''Theridium z.'''として記載.模式産地はニュージランド| 
 +|~|~|'''katipo'''と同種|Vink et al. (2008, p.599)|~| 
 +(注1)'''Chacoca'''は1932年にBadcockによって記載されましたが,Levi(1959)はこれを'''Latrodectus'''の異名としました.属名は南米の地名「グランチャコ」に由来するものと思われます.


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毒グモ騒動の真実 好評販売中!
目次
第1章 セアカゴケグモの発見と波紋
第2章 ゴケグモとはどのようなクモか
第3章 1996年以降の分布拡大
第4章 社会現象のとしての「毒グモ騒動」
第5章 外来生物としてのゴケグモとのつきあい方
第6章 クモと日本人

セアカゴケグモについては、死亡例もある毒グモということで、発見時点ではセンセーショナルな取り上げ方をされた。一方、分布の拡大が続いているにもかかわらずあまり報道されない現状もある。本書を読めば、具体的にどの程度の危険があるのか等の点も含め詳しい情報を得ることができる。また、巻頭には日本に侵入したゴケグモ類のカラー写真とそれを用いた検索があり、身近で見つけたクモがゴケグモ類であるか否か、ゴケグモであればどの種であるかを見分けることができる。...ゴケグモが見つかっているが、本書によって同定と落ち着いた対処(かまれないように注意する必要があるが、あまり神経質になるほどではない)を取ることができた。この巻頭の部分だけでも学校や公的な図書館に備える価値があると思われる。(教育関係MLより抜粋)


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