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3)昆虫の神経−筋肉連関作用をつかさどるグルタミン酸の伝達を妨害する。それで昆虫はクモにかまれると動けなくなる。それはグルタミン酸の放出を促すものと、受容体を妨害するものの二種類がある。人間では、グルタミン酸は主に脳内の神経伝達にたずさわっているので、影響は少ない。これらの物質はアルジオピン、アルジオピニン、シュウドアルジオピニン、ネフィラトキシンなどのアミンである。 | 3)昆虫の神経−筋肉連関作用をつかさどるグルタミン酸の伝達を妨害する。それで昆虫はクモにかまれると動けなくなる。それはグルタミン酸の放出を促すものと、受容体を妨害するものの二種類がある。人間では、グルタミン酸は主に脳内の神経伝達にたずさわっているので、影響は少ない。これらの物質はアルジオピン、アルジオピニン、シュウドアルジオピニン、ネフィラトキシンなどのアミンである。 | ||
- | マウスに対するLD50を1頭のクモのもつ毒の量で割った致死指数は、ジュウサンボシゴケグモ0.404、ハイイロゴケグモ0.226、L. variolus 0.141、セアカゴケグモ0.120、クロゴケグモ0.106、L. bishopi 0.071であり(McCrone,1964等)、セアカゴケグモよりハイイロゴケグモの方がかまれた場合に毒性的には危険です。しかし、現実に咬まれた人の数と症状から判断すると、危険性の高さは、クロゴケグモ>セアカゴケグモ、アカオビゴケグモ>ハイイロゴケグモと考えられています。 | + | マウスに対するLD50を1頭のクモのもつ毒の量で割った致死指数は、ジュウサンボシゴケグモ0.404、ハイイロゴケグモ0.226、L. variolus 0.141、セアカゴケグモ0.120、クロゴケグモ0.106、L. bishopi 0.071であり([[McCrone, 1964>McCrone(1964)]]等)、セアカゴケグモよりハイイロゴケグモの方がかまれた場合に毒性的には危険です。しかし、現実に咬まれた人の数と症状から判断すると、危険性の高さは、クロゴケグモ>セアカゴケグモ、アカオビゴケグモ>ハイイロゴケグモと考えられています。 |
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