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ゴケグモ類のメーリングリストが始まる!
セアカゴケグモやハイイロゴケグモが分布を拡大しています。最近でも東京都でセアカゴケグモが見つかりました。関東地方でも普通種となるかもしれません。

ゴケグモ類の分布拡大により、関係機関への問い合わせが増えることと思います。そんな時にこのメーリングリストに入っておけば、最新の情報が得られます。年度途中の参加は無料ですから、ぜひご参加ください。

参加を希望される方は、
gokegumo@gmail.com
へ登録するメールアドレスから「ML参加希望」というタイトルのメールをください。


1: 2006-01-14 (土) 10:35:20 ソース 2: 2006-01-14 (土) 11:23:09 ソース
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クモの毒の中に含まれる蛋白質には、種類により異なりますが、アルカリ性ホスファターゼ、エステラーゼ、昆虫に対する毒(アルジオピン等)、神経毒(α-ラトロトキシン、β-ラトロトキシン)、ホスホジエステラーゼ、プロテアーゼ、キニナーゼ、5'-リボヌクレオチドホスホヒドラーゼ、スフィンゴミエリナーゼD等があり、ゴケグモ属の毒液は強力な神経毒を含んでいます。咬まれると、激痛を伴いますが、注入される毒の量が少ないので、死亡する人はまれです。 クモの毒の中に含まれる蛋白質には、種類により異なりますが、アルカリ性ホスファターゼ、エステラーゼ、昆虫に対する毒(アルジオピン等)、神経毒(α-ラトロトキシン、β-ラトロトキシン)、ホスホジエステラーゼ、プロテアーゼ、キニナーゼ、5'-リボヌクレオチドホスホヒドラーゼ、スフィンゴミエリナーゼD等があり、ゴケグモ属の毒液は強力な神経毒を含んでいます。咬まれると、激痛を伴いますが、注入される毒の量が少ないので、死亡する人はまれです。
 +ゴケグモ属の神経毒は、三種類の作用を持ちます(Tu,1996)。
 +
 +1)神経伝達物質であるアセチルコリンの神経細胞末端からの完全放出を引き起こし、その放出はα-ラトロトキシン投入後6分で極大となる。そのため咬まれた動物はけいれんを起こす。
 +
 +2)体内のいろいろな器官を調整している交感神経系の神経伝達物質であるカテコールアミンを、神経終末から完全放出させる。そのためかまれた哺乳動物の発汗を引き起こす。
 +
 +3)昆虫の神経−筋肉連関作用をつかさどるグルタミン酸の伝達を妨害する。それで昆虫はクモにかまれると動けなくなる。それはグルタミン酸の放出を促すものと、受容体を妨害するものの二種類がある。人間では、グルタミン酸は主に脳内の神経伝達にたずさわっているので、影響は少ない。これらの物質はアルジオピン、アルジオピニン、シュウドアルジオピニン、ネフィラトキシンなどのアミンである。
 +
 +マウスに対するLD50を1頭のクモのもつ毒の量で割った致死指数は、ジュウサンボシゴケグモ0.404、ハイイロゴケグモ0.226、L. variolus 0.141、セアカゴケグモ0.120、クロゴケグモ0.106、L. bishopi 0.071であり(McCrone,1964等)、セアカゴケグモよりハイイロゴケグモの方がかまれた場合に毒性的には危険です。しかし、現実に咬まれた人の数と症状から判断すると、危険性の高さは、クロゴケグモ>セアカゴケグモ、アカオビゴケグモ>ハイイロゴケグモと考えられています。
 +
 +
 +[[セアカゴケグモの毒成分]]
[[ゴケグモ類を見つけたら]] [[ゴケグモ類を見つけたら]]
[[ゴケグモ類に咬まれたら]] [[ゴケグモ類に咬まれたら]]


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毒グモ騒動の真実 好評販売中!
目次
第1章 セアカゴケグモの発見と波紋
第2章 ゴケグモとはどのようなクモか
第3章 1996年以降の分布拡大
第4章 社会現象のとしての「毒グモ騒動」
第5章 外来生物としてのゴケグモとのつきあい方
第6章 クモと日本人

セアカゴケグモについては、死亡例もある毒グモということで、発見時点ではセンセーショナルな取り上げ方をされた。一方、分布の拡大が続いているにもかかわらずあまり報道されない現状もある。本書を読めば、具体的にどの程度の危険があるのか等の点も含め詳しい情報を得ることができる。また、巻頭には日本に侵入したゴケグモ類のカラー写真とそれを用いた検索があり、身近で見つけたクモがゴケグモ類であるか否か、ゴケグモであればどの種であるかを見分けることができる。...ゴケグモが見つかっているが、本書によって同定と落ち着いた対処(かまれないように注意する必要があるが、あまり神経質になるほどではない)を取ることができた。この巻頭の部分だけでも学校や公的な図書館に備える価値があると思われる。(教育関係MLより抜粋)


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