分布データを参照するには,各都道府県あるいは市町村名をクリックしてください.御質問は管理人[3]まで.
発生年月日 | 都道府県 | 市町村 | 地名その他 | 被害者 | 状況 | 部位 | 経過 | 公表機関 | 出典 | 備考 | |||
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1 | 1953 | 沖縄県[4] | 石垣島 | 金沢・西川・冨永(1996)[5] | |||||||||
2 | 1955 | 6 | 17 | 石垣島 | 20歳男性 | 農作業中 | 痛みが4日間 | 大利昌久(1973)[6] | クロゴケグモによる咬傷症状に酷似 | ||||
3 | 8 | 八重山郡竹富町 | 波照間島 | 41歳女性 | 農作業中 | 咬傷部のしびれが約1週間 | 下謝名松榮(1996)[7] | ||||||
4 | 1995[8] | 9 | 女性 | 農作業中 | 人差指 | 5〜6日で治癒 | 1996年3月16日付 新聞各紙[9] | ||||||
1995年以前には八重山群島において4件の咬傷例があったという情報があり,現在確認を急いでおります.また,症状は軽微とされていますが,一部に「重篤に陥った」という説もあり,こちらについても調査中です. |
備考
1.発生順に配置しました.
2.被害者の年齢は発生当時のものです.
3.原則として,被害者の実名は伏せてあります.ただし,学術雑誌等に本人による手記・レポートが掲載された場合にはこの限りではありません.また,プライバシー保護のために,詳しい地名は省略しています.御了承ください.
4.ここには安全性の宣伝などの目的で咬ませたような実験(パフォーマンス)例は収録しておりません.
5.一部の研究者は,「これらの咬傷例の相当部分が,セアカゴケグモに実際に咬まれたものではなく,他の小動物による被害を恐怖心から誤認したものである」と主張していますが,そのほとんどは類推によるもので,新事実を提示したものではありません.特に,新聞の簡単な記述を根拠とした場合は,先入観に支配されやすいので,注意を要します.最近では,クモを医療機関に持参する例が多く,概して信頼性は高いものと考えられます.大阪府の場合は特に被害届けが多く,公的期間はその中で確実なケースのみを公表しているという事実に留意するべきです.
6.大阪府のホームページ[10]でも咬傷情報を閲覧できます.
7.「経過」欄の「血清」は抗毒素血清を投与,「同定」は咬んだクモが専門家(保健所職員・医師・クモ学者)による同定(種の確認)でゴケグモ類であることが確認されたケースを示します.
8.実際に被害にあった場合には,「ゴケグモ類に咬まれたら[11]」を参照してください.
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