INSBASE96 のファイルの操作:形式を変換してテキスト出力
(C)昆虫情報処理研究会 1992-1997. 大阪.

INSBASE96のデータを様々の形式でテキスト出力します.出力されたテキストはワープロなどで読み込んだり,他のデータベースソフトなどに取り込ん(インポートするといいます)で利用してください.
次の各条件を設定してから,実行ボタンをクリックしてください.
- (1)形式:
- テキストの形式を指定します.以下のような指定が可能です.
- SDF:区切なし
- 1レコードが1行(つまり1レコード分の出力の後に改行コード0DH,0AHが入る)となり,各項目の間にまったく区切記号が入りません.
- CSV:カンマと"
- 1レコード1行は同じです.各項目がカンマ(,)で区切られ,さらに各項目がダブルクオーテーションマーク(")で囲まれます.
- CMA:カンマ
- 1レコード1行は同じです.各項目がカンマ(,)で区切られます.
- TAB:タブ
- 1レコード1行は同じです.各項目がTAB (09H)で区切られます.
- TXT:リタンコード
- 各項目が改行コード(0DH,0AH)で区切られます.レコード境界も同じく改行コードのみです.
- SPC:2バイトのスペース
- 各項目が2バイトのスペースコード(20H)で区切られます.1レコード1行で,1レコード末には改行コードが入ります.
- IRN:一覧表形式(136)
- 規定のフォーマットの一覧表形式でテキストファイルに保存します.あと,このテキストファイルをワープロなどに読み込んで印刷してください.136カラムの横幅があります.なお,この形式は規定形式のため,次に述べるコードの設定はできません.
- IRW:一覧表形式(160)
- 規定のフォーマットの一覧表形式でテキストファイルに保存します.あと,このテキストファイルをワープロなどに読み込んで印刷してください.160カラムの横幅があります.なお,この形式は規定形式のため,次に述べるコードの設定はできません.
- CRD:カード形式
- 規定のフォーマットのカード形式でテキストファイルに保存します.あと,このテキストファイルをワープロなどに読み込んで印刷してください.なお,この形式は規定形式のため,次に述べるコードの設定はできません.
- LBL:普通ラベル
- 規定のフォーマットのラベル形式でテキストファイルに保存します.あと,このテキストファイルをワープロなどに読み込んで印刷してください.なお,この形式は規定形式のため,次に述べるコードの設定はできません.
- KNZ:金沢ラベル
- 規定のフォーマットのラベル形式でテキストファイルに保存します.あと,このテキストファイルをワープロなどに読み込んで印刷してください.なお,この形式は規定形式のため,次に述べるコードの設定はできません.
- RPS:レポート(種別)
- 指定された検索条件に合うレコードを,種名別に,同一場所での同一採集日のデータを集計してレポートしテキストファイルにする形式.この形式も規定形式のため,次に述べるコードの設定はできません.
- RPT:レポート(地名別)
- 指定された検索条件に合うレコードを,地名別に,同一種の同一採集日のデータを集計してレポートしテキストファイルにする形式.この形式も規定形式のため,次に述べるコードの設定はできません.
- (2)レコードNo.
出力するレコード番号の範囲を設定します.
- (3)コード
- SDF, CSV, CMA, TXT, TAB, SPCの各形式の時に,項目の出力順序やバイト数,さらにコメント,改行コードなどを出力して,自由な出力フォーマットを作成するためのコードを書きます.次のような約束で書くようにしてください.コードはテキストボックス内に2行以上にわたって書くことになりますが,適当にリタンキーで折り返してもこのコードは無視されますので,見やすいように書いてください.
- ・項目の記号は,各項目のショートカットキーの記号と同じ.
- ・改行コードはJ2で出力される.
- ・コメントはダブルクオーテーションで囲む.
- ・最後にセミコロン(;)をつける
- (例)普通ラベルのコード(形式はSDF)
- S28X2J2"------------------------------"J2F8"("M8")/"D10J2P30J2C12" /"N14;
- テキストにすると以下のようになります,
- イリオモテミナミヤンマ ♂
- ------------------------------
- 沖縄県 (32360042)/1996.10.31
- 八重山郡竹富町西表島
- 青木 典司 /TAO・961031・001
- なお,[全]のボタンは,全項目(レコード番号を含む)をINSBASEのファイルの順番のとおり,項目長もオリジナルのまま出力するコードを,コードのテキストボックス中に書き込むボタンです.INSBASE96のデータを他のデータベースのデータに変換するときにお使いください.
- (4)ファイル
- 出力するテキストファイルを指定します.実行ボタンをクリックしたときに,存在しないファイル名を指定した場合は新規に作成するかどうかをたずねます.すでに存在するファイルを指定した場合には,オーバーライトするか,追加するかをたずねます.
- (5)削除マークのついたレコードは結合先へ追加しない
- 文字通りです.
- (6)1レコードずつ確認しながら追加する
- レコードNo.の範囲内で,検索条件に合致したレコードを1レコードずつカード画面で確認しながらテキスト出力する設定です.レコード範囲や検索条件だけでは,出力するレコードが絞り込めないときに有効です.
- (7)検索条件を設定する
- 検索条件の設定方法については後述を参照するようにしてください.出力するレコードの抽出条件を設定します.ここをチェックすると,検索条件設定ウィンドウが表示されますので,そこで設定してください.
規定フォーマットのサンプル
規定フォーマットの出力例を以下に示します.実際ワープロの中で適当な縮小を行って出力すると使いやすいものになります.またラベルなどは段組を設定すれば,一ページに複数行のラベルが印刷できます.工夫してみてください.プロポーショナルの欧文フォントを使うと位置がずれますので注意してください.
(1) IRN:一覧表形式(136)
(2) IRW:一覧表形式(160)
(3) CRD:カード形式
(4) LBL:普通ラベル
(5) KNZ:金沢ラベル
(6) RPS:レポート(種別)
(7) RPT:レポート(地名別)
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